ゲームがやりたい

ゲームがやりたいと思えるような記事を書きます。

ゼルダの伝説 夢をみる島DX 評価・レビュー 任天堂ゲストキャラ多数出現の謎解きアクション

f:id:yaritai_games:20190520234028j:plain

ダンジョンに隠された謎を解くアクションゲーム「ゼルダの伝説」。そしてシリーズ初となるゲームボーイで発売したタイトル「ゼルダの伝説 夢をみる島」。「夢をみる島DX」はゲームボーイで人気だった「夢をみる島」を、ゲームボーイカラー対応ソフトとして発売したソフトです。

どんなゲーム?

f:id:yaritai_games:20190520234045j:plain

今作は2D見下ろし型の謎解きアクションゲーム。ゲーム部分は、いつもの「2Dゼルダ」そのままです。

f:id:yaritai_games:20190520234052j:plain

ストーリーは前作「神々のトライフォース」で魔王ガノンを倒した主人公リンクの後日譚。リンクは異国の修行を終え船で移動している最中、嵐に遭遇してしまいリンクは本作の舞台となるコホリント島に流れ着きます。

f:id:yaritai_games:20190520234113j:plain

コホリント島から脱出するためには島に眠る神殿の謎を解く必要があるとリンクは知ります。


かくして神殿の謎を解く旅に出かけたリンクですが、神殿の謎を解くうちにコホリント島に隠された真実を知ることになるのでした。

ここが面白い

2Dゼルダの面白さが詰まったゲームデザイン

謎解きゲーとして有名な「ゼルダの伝説」。この夢をみる島も、なんといってもその「謎解き」が面白いです。



そもそも、「謎を解く」というゲームを面白く作ることは非常に難しいと僕は思うんです。誰にでもすぐ解けてしまうような謎であれば退屈だし、100人いて一人しか正解にたどり着けないくらい難しいと、99人は楽しめないゲームになってしまいます。 ゼルダの伝説はゲームの肝である「謎解き」の作りが非常に丁寧で、あまり謎解きゲーをプレイしたことが無い人でも楽しめるように作られています。ただ「簡単すぎる」ことは全くなくて、いけそうな場所で試行錯誤し、答えを見つけるという「謎を解く快感」を味わえます。

f:id:yaritai_games:20190520234213j:plain

ゲームデザインで丁寧な部分をご紹介。初めてその仕掛けを使うときは必ず説明があるので「そんな方法知らなかった」という理不尽が無いようになっています。

f:id:yaritai_games:20190520234223j:plain

詰まったときはヒントを教えてくれる場所もあります。

f:id:yaritai_games:20190520234239j:plain

次に行く場所がわからないときは、図書館を使いましょう!色んなことが載っているので、ヒントになるかも?

任天堂の様々なキャラクターがゲスト出演

f:id:yaritai_games:20190520234248j:plain

夢をみる島には任天堂の様々なキャラクターがゲスト出演していて、他のゲームをプレイしているとニヤリとできる要素がいっぱい。

普段は2D見下ろし方のゲームですが、2D横スクロールで移動するエリアが一部存在します。2D横スクロールの雑魚敵で一番有名なクリボーらしき生き物がゲスト出演。

f:id:yaritai_games:20190520234302j:plain

謎解きゲー「カエルのために鐘は鳴る」の主人公「リチャード王子」がいたり。

f:id:yaritai_games:20190520234319j:plain

クレーンゲームの景品にヨッシー人形があったり。

紹介した以外にも多数のキャラがゲスト出演しているので探してみましょう!

わずかなテキスト量で語られる良質なシナリオ

f:id:yaritai_games:20190520234605j:plain

ゼルダの伝説シリーズは数多くのソフトが発売されましたが、いまだに本作を一番好きな作品として挙げる人は多くいます。それは、本作がゼルダシリーズでも異色のシナリオであるため。夢をみる島では、ゲームをクリアするために挑む「神殿の謎」とは別に、コホリント島に隠された謎を追うストーリーになっています。



元はゲームボーイのゲームであるため、多くの事を語るシナリオではありません。しかしそのわずかなテキスト量でも、このゲームをクリアしたときの「思い出」は心に残り、忘れられない思い出になること間違いなしです。

GB版には無かった追加要素

f:id:yaritai_games:20190520234416j:plain

夢をみる島DXは、白黒画面のゼルダを単にカラー対応させたソフトではありません。GB版には無かった追加ダンジョンが一つ用意されています!

カラー対応ということで、色をテーマにした追加ダンジョン。クリアするとプレイヤーには嬉しい要素が手に入ります。

ここが残念

アイテム変更が面倒くさい

f:id:yaritai_games:20190520234443j:plain

スーパーファミコンで発売していた前作「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」で使えたほぼ全てのアクションができるのですが、スーファミよりボタンが少ない分をカバーするためにアイテム変更が頻繁に発生して面倒くさいです。

A、Bボタンに2つだけアイテムを装備するのですが、2つのボタンだけだとかなりの頻度でアイテム変更を行う必要が出てきます。よく使うアクションに「剣で斬る」「壺を持ち上げる」「ダッシュ」「ジャンプ」があり、このうち2つしか同時に使用できません。

もちろん、同時に3つ以上の操作が必要になる仕掛けは一切無いのですが頻繁にメニューを開いて入れ替えるのは面倒くさい。

まとめ:リメイクを待ちきれず今プレイしても楽しめる名作

ゼルダの伝説 夢をみる島DXは、謎解きもシナリオどちらの出来も素晴らしく、今プレイしても楽しめる名作ゲームでした。 「今作のリメイクがNintendo Switchで出るときいて、リメイクまで待ちきれずプレイしたい!」という人でも十分楽しめます。 今ならニンテンドー3DSがあればバーチャルコンソール版がプレイできます。

僕も待ちきれない一人で、この5月にプレイして最後まで楽しめました。自信を持っておすすめします。

さすがに今ゲームボーイのソフトはちょっと…という人は2019年内にNintendo Switchから発売されるリメイク版を待ちましょう。 当然ながらグラフィックも進化していて、期待できそうな仕上がりになっています。残念な点にあげたアイテム変更も改善してくると思います。

youtu.be