うさ耳バニースーツキャラで弾幕攻撃をジャンプ等で避けていくラビリビをレビュー!
ゲーム序盤で難易度変更を行ってしまったせいで、初見ハードでのレビューとなるため一般的な評価とは少し違うかもしれません。
とにかく難しくて、可愛くて、楽しいゲームでした。 ラビリビはPS4、 Nintendo Switch、Steamなどで販売中。(今回レビューしたのはSteam版。)
どんなゲーム?:マップ探索&弾幕アクション
ラビリビは広大なマップの中でパワーアップアイテムを見つけ、手に入れたアイテムの力を使ってさらに探索を進めるメトロイドヴァニア系のゲーム。
操作キャラのエリナは元は普通のウサギだったが、ある日突然人間の姿になってしまった。エリナは自分の身に何が起きたのかもわからぬままマップを探索し、道中様々なボスと戦闘になる。
今作はこのボスバトルが一番の特徴。
アクションゲームであるラビリビは、一般的な弾幕シューティングと違い空中で留まるような動きができない。画面を覆いつくすほどド派手な弾幕をジャンプやスライディングで華麗に避けてボスを撃退しよう。
ボスの種類も豊富で、20人以上の多種多様なボスバトルが楽しめる。
ここが面白い
パターンが豊富なボスバトル。リトライが容易な親切設計
20人以上いるボスとの戦闘では、「攻撃パターンの理解→回避方法の構築」という王道2Dアクションゲームのボス攻略を楽しめる。
ボスの攻撃パターンも豊富で、HP残量に応じてさらに新しい攻撃パターンが追加されプレイヤーを飽きさせない。体力残り僅かの時に使ってくるカットイン技の容赦ない攻撃に絶望しつつ、なんとか倒せた時はガッツボーズが出るほど嬉しくなる。
(初見ハードということもあり)何度もボスバトルをリトライすることになったが、ゲームオーバー時の演出はボタン一つでスキップできすぐにリトライできるのも良い。ボス戦前にはオートセーブしてくれたりと、プレイヤーに親切なシステムのおかげで不意のボス戦で負けて萎えるようなこともない。
ただし何度でもリトライできるぶん、ボスの攻撃は一切の容赦がない。難易度は簡単なほうにも変えられるので、難しいと思ったら下げるのも手だ。ノーマル以下の難易度も2つ用意されているし、ハード以上の高難易度も用意されている。
弾幕シューティングに慣れていないと過密な攻撃の回避方法がわからないかもしれない。エリナのヒット判定は首元にしか存在しないことを意識して操作しよう。ヒット判定は、ハンマー攻撃ボタンを押しながら左右に移動するといつでも確認できる。
豊富なアイテム、攻略ルートも自由自在な探索要素
ラビリビでは様々な場所にアイテムがあり、隠されたHPアップ、アタックアップを拾うことで冒険を楽に進めることができる。
スライディングなどのアクションもアイテムを得ることで初めて使えるようになるため、今の状態では進めそうにない場所はメモしておき後で探索するなどメトロイドヴァニアらしい攻略が楽しめる。
ボス戦の撃破順序もかなり融通が利くので、苦手なボスは後回しにしパワーアップしてから再度挑戦したりと、自分なりの攻略法で進めることができる。
可愛いビジュアルのキャラクター
主人公がうさ耳でバニースーツを着たキャラクターという、思想が強いビジュアルで描かれた今作は他にも魅力的なキャラクターが多数登場する。
エリナ以外のうさ耳キャラのザコ敵が多数出現するほか、ボスキャラには猫耳娘や魔法少女など……絵を目的で購入した人も納得のラインナップ。
ドット絵も可愛らしく作ってありハンマーを振るうエリナの姿が良い。ボス敵のドット絵も手が込んでいるが、戦闘中にまじまじと見ている余裕はない。
ここが残念
終盤の針地獄ステージで求められる操作精度
道中登場するザコ敵は弱めに作られていて、自由に探索ができるゲームだが最終盤マップだけは精密な動作を求められる場所が出てくる。
針の無い場所に正確に着地できるだけの精密なアクション精度を求められるが、ここはあまり楽しくなかった……。
それまでは可愛い女の子にやられていたので楽しめたが、無機質な針を避けるために黙々と操作を習得する時間は苦痛に感じてしまった。
針地獄が出てくるのは最後の最後だけなので、とりあえず触ってみたいというレベルであれば特に気にしなくても良いと思う。
まとめ:可愛さと弾幕アクションが入り交じる怪作!
うさ耳バニースーツキャラでハンマーを振るうゲーム、という見た目の可愛さからは想像できない硬派な難易度の2Dアクションゲームが楽しめる。
実績の数も多く、アイテム取得率0%クリアなどのやり込み要素まであるためアクション好きから探索好きまで幅広くメトロイドヴァニア要素を楽しめる一本になっている。
絵柄に抵抗のない人、むしろ大好物だという人で2Dアクションが好きなら非常におすすめできるのでぜひどうぞ!
ラビリビはPS4、 Nintendo Switch、Steamなどで販売中。(今回レビューしたのはSteam版。)
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