敵を倒し、自身を強化して生き延びるトップダウンアリーナ系ローグライクゲームをレビュー！
アーリーアクセスで買って遊んでいたゲームがついに２０２３年６月正式リリース。始めるなら今！
どんなゲーム？：手に入れた装備で戦うローグライクアクション
Brotatoは迫りくる敵を倒しながら稼いだ材料で装備を整え戦うアクションゲーム。近くの敵を自動的にロックオンし攻撃してくれるので、プレイヤーは移動に専念しよう。
戦闘はウェーブ形式で、各ウェーブに定められた時間まで生き残っていればクリアとなる。
ウェーブクリア後は、倒した敵から集めた材料で武器やアイテムが購入可能。アイテムショップでは手に入るアイテムがランダムなので、キャラクターと状況にあったアイテムを適切に選ぼう。材料を支払ってショップ商品を再抽選することも可能だ。
ウェーブが進むごとに出現する敵の強さ、数が増えていく。20ウェーブ生き残れば完全クリア！
この手のゲームの始祖であるVampire Survivorsとは違い、クリア時/死亡時の周回要素は一切無い。1プレイの間に最後まで勝てる装備を整える必要がある。
ローグライクゲームお馴染みの難易度設定は最大5段階から選択可能。難易度5にもなると熟練したアクションと適切な武器を選べなければ即敗北の硬派なゲームを味わえる。
ここが面白い
武器とパラメータで大きく変化する勝ちパターン
Brotatoには近距離で敵を薙ぎ払う斧から、遠距離で近づかれる前に敵を倒す銃など個性豊かな武器が数十種類登場する。
手に入れた武器は強化することもでき、名前が同じ武器を合成して全体性能をアップさせる「結合」か、同じタイプの武器を複数種持つことで得る"タイプ重複ステータスボーナス"を得ることでより強力な攻撃を行うことも可能だ。
武器とは別に、取得するだけでキャラクターの能力が強化される"アイテム"（他ゲームでいうレリック）もショップから購入可能。武器とアイテム併せて100種類以上もあるため、プレイするキャラクターごとに異なるプレイ感覚を味わえる。
性能が全く違う多数のキャラクター達
100種類以上の武器とアイテムだと取るだけ損のハズレアイテムが出そうなものだが、キャラクターごとに異なるステータスボーナス、特殊ルール追加のおかげでどの武器・アイテムにも活躍の機会がある。
例を挙げると、通常は6種類の武器が持てるのにたった１種しか持てないキャラ、毎秒HPが減ってしまうが攻撃時HP回復の発動率が非常に高いキャラなどが登場する。キャラクターごとに適切な攻略方法を見つける楽しみ、数合わせで入れた武器やアイテムで思わぬシナジーを得た時の、ランダム要素豊富なローグライクならではの発見がある。
なお各キャラクターは初回クリア時に解禁されるアイテムは強力なので、全キャラ難易度5に挑戦する場合でも1回だけ難易度0でクリアすることをお勧めする。
ここが残念
日本語訳が不自然
ゲーム部分のテンポの良さ、ビルドが噛み合ったときの爽快感などローグライクらしさに溢れたゲームだが、機械で翻訳した不自然な日本語訳だけが残念。文字が潰れたりはしていないので、可読性は低いもののプレイする分には問題ない。
特にわかりにくい日本語訳は有志の方が説明してくれているので、あわせてこちらも見ておけば効果がわからないということはないはずだ。
各ステータスが変動した影響を具体的に知りたい場合はマウスカーソルを持っていけばいい。詳細に説明してくれる。
まとめ：キャラクターごとに違うビルドが楽しめておすすめ！
キャラクターごとの性能がまるで違うため、各キャラに応じた攻略法を組み立てる楽しさが光るローグライクアクションゲーム。1プレイも短く、つい何度もプレイしてしまう中毒性がある。
操作はシンプルなのに奥深さを感じる良いゲームでした。価格も安く、2Dアクションが好きなら絶対損しないソフト！
BrotatoはSteamで発売中。今後は、Nintendo Switchでも発売が予定されている。
