ランダムに生成されるマップを進み、その冒険だけに通じる攻略法を即興で構築する楽しさが光るジャンル、ローグライクゲームのお勧めソフトを一挙にまとめてご紹介!
紹介記事には1周クリアの目安時間も記載したので、多忙なゲーマーの方にも参考になれば。
- デッキ構築型ローグライク
- アクション+ローグライク
- ターン制ストラテジー+ローグライク
- 元祖ローグライクゲーム
- ローグライク+長編RPG
- まとめ:ローグライクは1プレイが短く、時間の取れないゲーマーにもお勧め!
デッキ構築型ローグライク
Slay the Spire
1周プレイ:40~70分
対応機種:Steam(PC)、Nintendo Switch、PS、ios、Android
ここに紹介するソフトの中で一番お勧めするソフト。500時間プレイしてもいまだ飽きない不朽の名作。
毎ターン配られるカードを元に攻撃・防御等を行い、最深部に潜むボスを倒すことを目的とした「デッキ構築型ローグライクゲーム」というジャンルを作り上げたゲーム。
初期デッキは常に同じだが、1ステージ進むごとに配られる報酬カードを選択・組み合わせることで様々なデッキが出来上がる。引き運とデッキの方向性を見定めて今回の冒険限りの最強デッキを作ろう。
同ジャンルのソフトは大量に出たが、Slay the Spireほど絶妙にバランスの取れたゲームはほとんど無い。
手に入るカードが異なる4人のキャラクターに加え、10段階以上の難易度アップ要素もありボリューム満点。カードゲームと風来のシレンが好きならドハマりすると思うのでぜひプレイしてほしい。
Chrono Ark(クロノアーク)
1周プレイ:60~90分
対応機種:Steam(PC)
デッキ構築型ローグライクにRPG的なグループ戦闘要素を加えたゲーム。その分、ゲームとしては結構複雑なのでSlay the Spireを先にプレイしたほうが良いと思う。
最大で4人のパーティを組み、ランダムに手に入るスキルや仲間を駆使してクリアを目指そう。現在アーリーアクセス中であり、2022年内に正式リリースで値段が改定される予定。お安く買うなら今!
アニメ調の絵柄は好みの人が多いのでは?少なくとも僕は大好き。アーリーアクセス中の現在でも100時間以上遊べる良作。
Dicey Dungeons
1周プレイ:30~40分
対応機種:Steam(PC)、Nintendo Switch
毎ターンダイスを振って戦うローグライク。スキルとダイスを組み合わせてダンジョンクリアを目指す。
スキルによっては最大で3以下のみ、偶数のみしか受け付けないものもあり、あえて大きい出目を振り直しすることもある。
プレイするキャラクターごとに戦い方(ダイスの振り方)も明確に差別化されていて、値段の割にはボリュームも十分ある良作。チップチューンを取り入れたレトロチックでポップなBGMも良い。
Overdungeon
1周プレイ:20~40分
対応機種:Steam(PC)
同ジャンルで一番爽快感があるタワーディフェンス+デッキ構築型ローグライク。手に入るカード・レリックの強さがほぼ全てぶっ壊れている。
「一枚カードを出すだけでボスを撃破するデッキ」「次のターン、自分の手札は50枚追加されるデッキ」といっためちゃくちゃなゲームで愉快な気持ちになれる。
とにかく楽しいゲームがしたいならお勧めの一本。なお、ボス撃破後にチャレンジできるボーナスボスはとても強いため本気でプレイすれば結構難しい。
レビューはこちら。
Monster train
1周プレイ:30~60分
※戦闘速度変更で大きく変化
対応機種:Steam(PC)
モンスターを召喚して戦うデッキ構築型タワーディフェンスローグライク。日本語に正式対応はしていないものの、導入が簡単な日本語Modあり。
1~3階にモンスターを配置・戦闘し、4階にあるMonster Trainの心臓を守りながらゴールを目指す。
バランスは良いし、プレイデータ記録機能も充実していてとても丁寧な作り。多VS多の戦闘が多く、計算が複雑になりがちな部分をフォローするようにダメージ計算結果が常に表示されているのが親切。
各階に配置できるモンスターには上限が定められているが、実はモンスターを落下、上昇させるカードを使うと上限を突破できる。*1これを使うと1フロアに大量のモンスターを召喚できとても楽しい。
Ring of Pain
1周プレイ:30~60分
対応機種:Steam(PC)、Nintendo Switch
カードではなく、ランダムに手に入る装備を活かして戦うローグライク。15種類もある装備スロットに武具を装着し、ダンジョンの最深部を目指そう。極限までシンプルにしたウィザードリィにローグライクを足したようなゲーム。
装備スロットが多いが、宝箱の中身が気に入らない場合は引き直しができるため理不尽な印象は無い。むしろ難易度ノーマルなら「引き直し禁止プレイ」でもクリアできるほど懐は広いゲームバランスだったりする。
Nintendo Switchならデモ版があるので、まずは触ってもらうとどんなゲームかわかると思う。
アクション+ローグライク
Hades
1周プレイ:30~60分
対応機種:Steam(PC)、Nintendo Switch、PS
、XBOX
見下ろし型のハイスピード2Dアクションゲーム。Game Of the Year 2020 インディーズ部門 受賞ソフト。
ゲーム開始時はキャラクターも弱く難易度が高いものの、何度か遊ぶうちにキャラも強くなり、プレイヤー自身が敵の攻撃パターンを理解できるため一気にクリアできるようになる。
クリアが難しい場合はイージーモードに切り替えてプレイしよう。ローグライクには珍しく、ストーリーが充実している点も良い。
レビューはこちら。
Risk of Rainシリーズ
1周プレイ:30分~60分
※ゲームクリアせずにひたすら強化することも可能
Risk of Rain2の対応機種:Steam(PC)、Nintendo Switch、PS
※初代Risk of RainはSteamのみ。日本向けの家庭用ハード展開はされていない。
ステージクリア型のアクションローグライク。ランダムに生成されるマップから強化アイテムを拾い、迫りくる大量の敵を倒しながら最終ボスを倒そう。
このゲームは強化アイテムの影響が非常に大きいうえに強化限界がないため、5段ジャンプに移動速度3倍など際限なく強くなっていくのが楽しい。
初代Risk of Rainはドット絵2Dアクション。敵の攻撃判定が床部分にしかないのでぴょんぴょんジャンプしながら攻撃すれば避けられることが多い。協力プレイは設定が大変なので、シングルプレイがお勧め。日本語化MODあり。
Risk of Rain2では3Dアクションになり、プレイ感覚はローグライク地球防衛軍といった感じ。こちらは協力プレイも簡単に招待でき、みんなで遊ぶのも楽しい。Nintendo Switch版はゲーム後半で処理落ちしてしまうようなので、他機種があるならそちらでの購入がお勧め。僕がプレイしたのはSteam版。
1,2どちらも初期キャラのコマンド―は玄人好みの性能で扱いづらい。クリアできない場合は解放されたキャラを積極的にプレイしたほうが良い。
ターン制ストラテジー+ローグライク
Into the Breach
1周プレイ:50~80分(思考時間で大きく変化)
対応機種:Steam(PC)、Nintendo Switch
ファミコンウォーズのようなターン制ストラテジーに、ランダム生成要素を加えたゲーム。1チーム3機の戦闘メカで、居住区に湧き出たエイリアンの侵入を食い止めよう。全5エリア突破すればクリア。
ターン開始時に敵の行動内容が表示されるため、横から攻撃することで軸をずらし空振りさせたり、エイリアン同士で相打ちし合うように動かしたりするのが基本。
本作の特徴は極限まで考えられたバランス調整。ランダムで配置されるにも関わらず、一手ずつ考えれば確実に突破可能なように作られている。「ランダム生成される詰将棋」と呼ばれるほどの緻密なバランスを楽しもう。
元祖ローグライクゲーム
本家「ローグ」の基本に沿ったダンジョン探索ゲーム。
日本人にとっては本家の「ローグ」よりも「不思議のダンジョンのゲームシステム」と呼んだほうがなじみ深い人が多いと思う。
風来のシレンシリーズ
store.steampowered.com
※1周プレイ時間は探索するダンジョンに左右されるため記載なし。
対応機種:Steam(PC)、Nintendo Switch
プレイするたびにレベル1からスタートするダンジョン探索ゲーム。道中で拾ったアイテムを頼りに最深部を目指す。
本画像の引用元はこちら
SteamやNintendo Switchではシリーズ最新作 風来のシレン5plus がプレイ可能。シリーズ初心者向けの人には死んでも装備が無くならないタグ付け、シリーズ経験者にはバランスの良い難易度で好評なクリア後ダンジョン「原始に続く穴」が人気の高い一作。
シリーズ最高傑作と称される「風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!」は価格が2万円以上するため、最初の一本目に選ぶソフトとしてはおすすめできない。
シレン5plusのHP回復仕様が気に入らなくてアスカ見参以外を買うのであれば、NINTENDO64ソフト:風来のシレン2がリーズナブルでおすすめ。防御力の計算が異なるものの印システムなどがあり、アスカっぽいゲーム性で99階ダンジョンをクリアしてみたい人にはうってつけ。難易度も初心者向き。
ローグライク+長編RPG
Darkest dungeon
1周プレイ:50時間
対応機種:Steam(PC)、Nintendo Switch、PS
※戦闘速度向上modのあるSteam版がおすすめ。
入るたびに構造の変わるダンジョンを進み、悪魔や死霊を倒す凶悪難易度のコマンドRPG。
先代の領主が好奇心から解放してしまったおぞましい空間「ダーケストダンジョン」を封じるため、プレイヤーは領主を継ぎ、冒険者を雇いダンジョンを攻略していく。
最も特徴的な要素は、各キャラクターにはHPとは別に「ストレス」というステータスがあること。
ストレスが一定値以上になると発狂状態になってしまいこちらの命令を受け付けなくなる等の問題が発生する。各キャラクターのストレスを管理しながら、ダンジョンを攻略し装備を整えダーケストダンジョンの最深部を目指そう。
詳細なレビューはこちら。
まとめ:ローグライクは1プレイが短く、時間の取れないゲーマーにもお勧め!
紹介したソフトは最後までプレイしても1時間前後でクリアできるものが多く、時間の取れないゲーマーにもおすすめ!そのうえ、ハマれば数百時間は繰り返し遊べてしまう奥深さもある。
ランダムなマップ・アイテムの中から、その冒険だけに通じる攻略法を即興で構築する楽しさを体験しよう!
*1:とはいえ、無尽蔵にモンスターを置けるわけでない。