本日12月3日、風来のシレン5PlusがNintendo SwitchとPC(Steam)で発売!
そこで今回は、シレン4以降の作品をプレイしていない古参プレイヤー向けにシレン5Plusの主な変更点をまとめてみた。
初代シレンからずっとプレイしている僕がシレン4,5をプレイしたときに得た率直な感想と知見なので、古参プレイヤーの人に少しでも役に立つと嬉しい。
夜システム
シレン4から加わった夜システム。覚えることが多く古参プレイヤーからすると「複雑で面倒くさいな」と思ってしまうかもしれない。
でも大丈夫!以下を覚えておけばとりあえずストーリークリア程度なら乗り越えられるはず。
夜の間は松明を常に装備し、ダッシュしないこと。
すごい松明か良い松明を2本以上、常にストックしておくこと。
使える技が無い=死亡。技を温存しながら階段を目指して移動すること
夜モンスターには技しか効かず、もしフロア巡回中に技が無くなってしまうとかなり苦しい展開になる。
アイテム全回収は我慢して階段を目指して進もう。
夜システムが無い99階ダンジョンもあり、僕も正直言って昼のみダンジョンばかりプレイしているので夜システムのせいで敬遠する必要は無いと思う。
HP自然回復システムが大きく異なる
シレンはターンが経過するとHPが少しずつ回復していくが、ここに大きな調整が入っている。
旧作のシレンでは最大HPが低いとHP自然回復が遅く、最大HPが上がっていくとHP自然回復は速くなっていた。
シレン5では逆。最大HPが低いうちは自然回復が早く、最大HPが上がっていくとHP自然回復は遅くなっていく。
高レベルになればなるほどHP自然回復の効果は低くなるこの仕様により、旧作と大きく異なるバランスになっている。具体的には、以下の点が異なる。
盾よりも剣・遠距離攻撃が重要
最大HPが上がるとHP自然回復が下がる仕様により、最終的なHP回復速度は旧作の1/3程度*1まで落ちていく。
可能な限り被弾を抑える必要性があるため、近づかれる前に敵のHPを削る矢や杖などの遠距離アイテム、接近された際に一撃で葬る剣の重要度が相対的に高い。少なくともアスカのように剣の攻撃力が0のまま、盾に弟印を限界まで敷き詰める戦法は全く通用しない。
なお盾は役に立たないのかと言われるとそんなことは全くなく、HP自然回復力が下がったことで固定ダメージ減少能力は重要度がさらに増した。ドラゴンシールドや地雷ナバリ(シレン5は爆発隠)の能力は是が非でも欲しい能力になっている。もちろん、純粋に非ダメが下がる守備力も重要。
低層ループが起きにくい
旧作のシレンでは、アイテムの少ない序盤の死は日常茶飯事だった。
手持ちアイテムが少なくHP自然回復が低い低層では、敵との連戦に耐えることができず死ぬほかないからだ。
低層を突破するためには強めの武器、防具などの打開アイテムを早いうちに引き当てる運が必要であり、運悪くアイテムを手に入れられない場合は低層でひたすら死に続ける「低層ループ」が発生していた。
対してシレン5では低層のうちはHP自然回復力が高く、打開アイテムに恵まれなくても20階程度まではたどり着けるバランスになっている。階層を進むとその分アイテムを引く試行回数が稼げるため、以前よりも序盤の作業感が減っている。(序盤が楽になっただけで、20階まで進んでもろくなアイテムが出ず死ぬ中層で力尽きることはもちろんある。)
マゼルンが特定の状態異常だと飲み込まなくなる
睡眠、バクスイ、かなしばり、スリップなどではマゼルンは飲み込まず、本体に当たってしまう。
古参プレイヤーが一番萎える要素だと思うため特に気を付けてほしい。僕も萎えた。
マゼルンはスリップさせると飲み込んでいたアイテムを吐き出すが、アイテム飲み込み効果は復活しない点も注意。1匹のマゼルンを再利用することはできない。
まとめ:変更点は多くあってもシレンの面白さは健在!
細かいことは上げていくときりがないため、夜システム、HP自然回復、マゼルンに関する仕様変更をまとめてみた。
買いかどうかでいえば間違いなく買いのソフトだと思うので、興味が湧いたらぜひ買ってほしい!
ちなみに僕はVita版を今も持っているけど、PCでゆっくり遊べるSteam版を買います。
*1:正確な計算ではない