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Only Up!レビュー セーブ無し、凶悪な初見殺しありの理不尽ゲーム


凶悪な初見殺しに一度完全心が折れましたが、頑張ってクリアできたのでレビュー。
配信者向けのゲームなので一人でやるのはお勧めしません。僕は一人でやりました。

ここが面白い

落ちたらやり直しのプレッシャーが常時襲ってくるジャンプアクション


Only Up!は3Dジャンプアクションゲーム。3段階の移動速度とジャンプを使って、雑多なオブジェクトが並ぶ道をただひたすら進んでいくゲーム。
スローモーションボタンを押すといつでも低速モードになり、シビアなジャンプ地点でも精密な動きが可能になる。

空中での移動制御も無く柔軟に着地位置を変えられるほか、異様なまでの吸着力で端掴みのよじ登りもできる。
平たく言ってしまえば「簡単なジャンプアクションゲーム」なのだが、そこに「一度でもミスをするとやり直し」のプレッシャーがかかることで独特の緊張感が生まれている。
このジャンプをミスすれば20分以上の努力が無駄になる、最悪の場合最初からやり直し……というプレッシャーがかかっている状態で、意を決してジャンプする際の興奮がたまらないゲームとなっている。
クリアまで一度もセーブできず、慎重に進めた人なら失敗すると数時間のやり直しが起こり得るため手汗が凄いことになる。

ここが残念

理不尽としか言いようがない初見殺し

上述の連続ジャンプのプレッシャーだけで十分面白いにも関わらず、理不尽としか言いようがない初見殺しが存在する。
通常のジャンプ失敗は今まで進んできた道のどこかにひっかかり途中からやり直しとなるにも関わらず、とある初見殺し地点では問答無用の最初からやり直しとなる点が最悪。

これは理不尽以外の何物でもなく、仮にジョークだったとしても全く笑えない。僕の場合その日5時間分の成果が、自分の落ち度はほぼ無く(よく見たら別のルートがある)一瞬で0になってしまった。

ただしショートカットは豊富なため、クリア前にショートカットネタバレを見られる人なら地上に落ちてもリカバリーは可能。
僕も完全に心が折れたが、30分台のRTAを参考にして再挑戦しなんとか登りきることができた。
なお通常の自力で頑張った初見ルートよりもベッドを使ったRTAルートのほうがよっぽど簡単な点も残念。僕の苦労は一体なんだったんだ……。

まとめ:初見殺しさえなければ面白いアクションゲーム

5時間分の成果が無くなったときに見上げた空
「一度でもミスをするとやり直し」のプレッシャーがかかることで独特の緊張感があるアクションゲーム。
これだけならとても良いアクションゲームだったと思うが、全く笑えない初見殺しが存在するため一人で黙々とやるのはお勧めしない。
配信者のリアクションを楽しんだり、初見殺しで一度地上まで落ちてきたあとは攻略動画を参考に上りきることを前提とした令和のゲームなのかもしれない。

それなりに楽しめましたが、僕のこのゲームに対する評価は「許さない」の一言。許さないですマジで。
このレビューを書いて少し気持ちが報われました。

Only Up!は配信停止のため、現在プレイする方法はありません。