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桃太郎とネタバレとゲームレビューの難しさ

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このブログもようやく投稿記事が100記事を超えました。別にこれが101記事目というわけではなく、むしろ120記事目と中途半端な位置なんですがまとめっぽいことを書きたくなったので書きます。


それはネタバレとゲームレビューという矛盾について。 あとこれから書くことは昔話「桃太郎」のネタバレをがっつり含みます。ご注意ください。



僕はネタバレが嫌いなんですよ。自分がプレイしないだろうなと思うものはネタバレOKなんですけど、自分がプレイしたいものはネタバレ厳禁です。発売間近になったらソフトの情報収集も辞めます。


なぜネタバレが嫌かというと、どんな物語なのか想像しながら楽しみたいからです。例として挙げますが桃太郎ってめちゃめちゃ衝撃的なお話だと思いませんか?

お婆さんが川で洗濯をしていると、川上から超でっかい桃が流れてくるんですよ?もうこの時点で自分の常識外の展開です。僕の脳内で、川上から流れてきそうな物ランキング圏外ですよ、桃。しかも超でっかい桃。


んで、家帰って食べようと思って割ったら中から人が出てくる。これにはさすがにおじいさん達もびっくりしていましたが「桃太郎と名付けました。」と案外すんなり受け止めてお話は続いていきます。やがて立派な青年へと成長した桃太郎はある日、自らの決意を告げる…




序盤の怒涛の演出、そして全く結末が読めないストーリー。桃太郎は『記憶を無くしてもう一度読みたい昔話ランキング』上位なのは間違いない。



そんな桃太郎を一切知らない状態で、自分が「面白いお話ないかな?」とネットサーフィンしていたとしましょう。そこで名も知らぬブロガーから「桃太郎っていう、桃から生まれた人が鬼退治する昔話があって面白いよ。お前も読んでみ。」って言われたらもうブチ切れじゃないですか。この物語の衝撃がたった1行の、しかもつまんねぇ言い回しで消えてなくなってしまうわけです。



その一方で、僕もお勧めがしたい。この桃太郎という昔話を読んだ衝撃を色んな人に伝えたいんです。

でも、ネタバレを避けつつ人にお勧めする方法がいまだにさっぱりわからないんですよ。「序盤から惹き込まれる展開にあなたも釘付け」いや、それだと『最初からなにか起きるタイプのストーリーかな?』と身構えてしまって、川から桃が流れてくる衝撃が薄れてしまう。


序盤の部分はあえて避けつつ、少し変わっているところをピックアップして書いてみる。「ユニークな仲間ととともに力を合わせて戦うシーンは迫力の演出」これだと『イヌ、サルは普通だし…次がユニークな奴か?』と展開がわかってしまう。しかも本当に衝撃的なシーンである桃が流れてくる衝撃は伝わらない。



ネタバレを避けつつ、面白かったことは伝えたい。今のところ僕はこのゲームブログで「シナリオすっごい面白いからおすすめだよ!」としか書けてなくて、これだとさっぱり伝わらないだろうなぁと思いながら書いています。多少のネタバレは気にしないで書いたほうが良いのかもしれない…どうなんだろう。



一流のゲームレビュアーたちは、どうやって伝えているんでしょうか。手法が知りたいですね。