学生だったあの頃、暇な奴らが特に理由もなく集まる部屋がありました。
皆で何かをやるわけでもなく、自分勝手に思い思いの時間を過ごす空間。相手がやっているゲームにちょっかいを出したり、出さなかったり…
そんなたまり場に、たまたまみんな暇な日が重なって4人以上集まる。そうなると、皆で対戦できるゲームを始めたものでした。
あの頃のゲーム仲間ももうみんなおじさんになって、仕事や家庭の都合でゲームができる時間もバラバラになってしまいました。集まる時間をしっかり決めても、30代男性は自由時間の確保が難しいのでみんな遅刻しがち。
「あの頃みたいに、暇な奴らから集まっていって、うまく揃ったらパーティゲームできるくらいでいいのになぁ。」と思っていたらDiscordでそんな機能が実装されていたのでご紹介します。
そもそもDiscordってなに?
Discordとは、ゲーム仲間とボイスチャットすることに特化したソフトです!同じボイスチャットソフトとしてSkypeやLineが挙げられますが、一番の差別化は「フレンドが今プレイしているソフトがわかる」こと。
Steamで配信されているゲーム、LoLやApex Legendなど有名どころのゲームはほぼ全て抑えているのでフレンドが今何をしているのか簡単にわかります。
Discordのここが凄い
1.とりあえず通話可能状態で待機できる
Discordにはボイスチャンネルという形で「チャット部屋」を立てることができ、そこに各ユーザーがアクセスすることで通話ができるようになります。
これが本当に便利で「こっちは今暇だからいつでも話しかけてこい。」という状態で待機ができます。相手が来れば会話ができるし、相手も今誰がいるのかあらかじめわかります。
時間が確保できたとゲームを始めたおじさんたちも、子どもが急に起きてきたり仕事の電話がかかってきたりと頻繁にチャンネルから入退室するので、簡単にチャット参加/不参加を切り替えられるのが本当に便利。
2.【β版機能限定】自分のゲーム映像をグループ共有できる
Discordの機能の一つに、画面共有チャットというものがあります。カメラ付きチャットの画面をPCを指定して行うイメージの機能で、ボタン一つでゲーム画面を共有できます。
自分のアカウント情報のすぐ上のボタンから、共有したいゲームを選択するだけ!超簡単!
マイク音声とゲーム音の出力もDiscord側で管理してくれるので、複雑な設定は一切いりません。
組み合わせれば「学生のたまり場」ができる
ここまで来ればもうお分かりでしょうか。凄いところ1,2を組み合わせれば「学生のたまり場」が完成します!
実際にやってみます。
たまり場にログインし、Steamで自分が一人で遊ぶゲームをセットして画面共有をオンにしておきます。
あとはそのうちフレンドが来るのを待ちならゲームをしましょう。
一人来ました。
友人A「またそれやってんの?」
僕「いいじゃん、気分爽快で面白いんだよ。昨日アプデあったから試してる。」
A「へぇー…。」
(Aも画面共有をオンにする)
僕「いやそっちもずっとSlay the Spireやってるよね?」
A「まだ全アセンションクリアしてないからな。」
(お互い自分のゲームに集中)
(10分後)
A「うおーどっち取るか悩む…」
僕「認知偏向と電気力学かこれは電気力学だな2層は集団戦が多く厄介なビャードを処理できる点が素晴らしいしエリート戦においても2/3の確率で集団戦であるから強力ボス戦はまだわからないがこちらも2/3の確率で集団戦だから便利対して認知偏向の場合短期決戦が強くなるが2層はヤドカリパラサイトやセンチュリオンミスティックなどは長期戦であり認知偏向は刺さらないと判断s」
A「うるさい」
僕「はい」
(20分後)
もう一人来ました。
B「はー残業つれぇわ」
僕、A「言えたじゃねぇか」
僕「よし3人いるしRisk of Rain2 やろうぜ」
という感じで、人が集まるまで自分のゲームを進めながら待機ができるのです!
もちろん一人も集まらない日もあります。なんだかんだでおじさんたちは忙しいのです。元々集まる約束をしていないのだから仕方ないですね。一人でゲームを楽しみましょう。
タイトルに貼ったように、せっかく人数がいるのに自分のゲームに夢中になってしまう日もあります。類は友を呼ぶので僕の友人はマイペースな人ばかり。
みんなもDiscordを使おう
今回はDiscordのグループ画面共有を使った学生たまり場再現機能をご紹介しました。暇だったあの頃を思い出せるし、一人用ゲームははかどるし大変便利な機能です。
まだβ版なので、グループ画面共有機能は全チャンネルにあるわけではありません。サーバー作成時、まれにグループ共有機能付きのチャンネルが貰えるので、欲しい方は「Discord リセマラ」で検索してみましょう。早く正式リリースしてほしい…
ちなみに僕は最近、この機能とキャプチャーボードを使ってNintendo Switchのゲームを進めながら皆がそろうのを待っています。
詰まったときは「わからん!」と言うと友人が助けてくれたり、嘘の情報を教えてくれたりと楽しくゲームができるのも良い点です。