ゲーマー向けチャットソフト「Discord」。先日のアップデートで、β機能(お試し機能)としてリリースされていた画面共有機能が廃止されてしまいました。
画面共有機能は、簡単に言うとチャットにいるメンバーで自身のゲームを配信しながら他人のゲームを見られる機能です。複数同時視聴ができるところが良い。
もう少し詳しい説明はこちら。まぁ、詳しく知ったところでもうそんな機能は無いんですけど。
Discordの新しい機能として「Go Live」が実装されたのですが、これは自分がゲーム配信をしながら他人のゲーム配信が見られません。複数人同時視聴もできません。それじゃあ、何の意味もないんです!
まず、素人のゲーム配信ってそんなに面白くないんですよ。一人のゲームプレイ映像を見させるだけのコンテンツ力が足りないんです。
僕らおじさんはゲームが特別うまいわけじゃないし、アイドルのようなリアクションの可愛さはもちろん無い。しかも真剣にプレイしてるから、「おっ」とか「あぁ!!」みたいなフルボイス実装できなかったキャラのSEのような事しか喋らないですし。
ただ、そんなおじさん達のプレイでもボス戦などの「山場」はやっぱり盛り上がります。元のゲームが面白いから。だからゲームを4人くらいで並行してプレイすると、山場の頻度が高くなって見る側も楽しいんですよね。
壺のおじさんを山に登らせるゲームなんて、全員で画面共有しながらでないとプレイする気が起きませんよ!
同時プレイ、同時配信以外の用途でも画面共有は便利で、僕らは基本的に自分が好きなゲームを好き放題適当に流していました。プレイするのが主なので配信はつけっぱなしにして、興味があれば見ろ、というスタンス。
しかも友人全員が同じジャンルを好きなわけではなくて、むしろバラバラな人のほうが多いです。
これが実は画面共有機能との相性が良くて、しれーっと配信してくれたゲームが結構面白そうで興味が湧いてくるんですね。興味のあるジャンルは自分で調べますけど、興味のないジャンルはそうそう見に行かないですから。見ていても全く興味が湧かなければ自分のゲームをプレイすればいい。たまり場って、そういうものです。
つまり何が言いたいかというと、画面共有は最高でした。ゲームをただプレイし、それを眺めることができる。皆で同時プレイすることもできた。たまり場として必要なものを持って生まれた神機能でした。
Discordさん、出来ることなら、あのたまり場を返して欲しいです。β版限定機能だったので仕方のない判断だったんでしょうけど、本当に素敵な機能だったので無くなったことが残念でなりません。
どう実現させるかは別として、ちょっとだけ他人のゲームをプレイできる「一機やらせてもらってもよかですか?」機能なんて追加実装したらゲームコミュニケーションツールとして天下を取れたと思うんですけどね。
海外でも、画面共有の復活をユーザー投票で呼びかけてくれています。多くの声が集まれば復活するかもしれません。
とはいえ、今はもうあの頃のようなたまり場がなくなってしまったのは事実。
Discordさん、一時とはいえ学生のころのようなたまり場をくれて、ありがとう。