世界で一番人気のあるゲーム、League of Legends。5vs5で戦うMobaと呼ばれるジャンルのゲームです。
LoLについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。今回の話はLoLについて詳しくなくても読める内容にしたつもりです。
LoLは先日、事前登録したチームメンバーで戦うモード「CLASH」のテストも実施され、最近他ゲーで忙しかった僕も人数合わせに参加することになりました。
その結果はもちろん、惨敗です。なぜならゲームランク最底辺・ブロンズ5の僕がいるからです。
※現在はランクが改訂され、アイアン4が最底辺です。
今回はそんなブロンズ5、通称「魔境」と呼ばれるランク帯の実態をお伝えします。
そもそも、ブロンズ5ってどうやったらなってしまうの?
ゲームランクの最底辺、と聞くと、「ランクマッチ開始直後のプレイヤーがいるスタート地点かな」と思うかもしれません。ブロンズ5は違います。
このゲームにはランクマッチ開始時に「振り分け戦」というモードがあり、実力があれば振り分け戦終了後にいきなりゴールドに配属することもできるのです。また、10回行われる振り分け戦で全敗しても、初めての振り分け確定であればシルバーに配属されます。
つまり、ブロンズは振り分け戦後にさらに降格しないとたどり着けないランクなのです。また、各ランク内でも更に細かい階級があり、ブロンズ5はブロンズの中で最下層に位置しています。
簡単に言うと、5vs5のチームゲームであるにもかかわらず、確実に負けに傾ける才能を持つ人間だけがたどり着く場所がブロンズ5です。
そしてどれだけゲームが下手であっても、ブロンズ5より下のランクに下がることはありません。
ちなみにLoLの情報サイトで検索すると、僕のデータより上のランクの人間が99%存在すると表示されます。僕は選ばれた1%の人間のうちの一人です。
ブロンズ5の実態
LoLは暴言が多いことでも有名です。ブロンズ5なんて来てしまったら、どんな暴言が飛ぶのだろうと思うかもしれませんが、意外にも暴言はあまり飛び交いません。
なぜならば、誰もこのゲームの正解がわからないから。
多くの人が怒る要素の一つとして、「本人が正しいと思った選択を他人が行わない」という点があります。
「さっきの場面でこうすれば勝てたのに!」「そんなことをしているから負けたんだ!」と怒るわけですが、ブロンズ5の人間にはLoLにおいて正しいと思う選択、勝つための選択がわかりません。
そのため、暴言は飛び交わないのです。
なぜかわからないけど、勝った、負けた。そういう世界です。
先日はルシアンという、攻撃力の高さが強みの遠距離攻撃キャラクターで、回復アイテムと防具を装備して味方を守るタンクになるという行動に出たプレイヤーがいましたが一切暴言はありませんでした。
ルシアンには攻撃性能に特化したスキルがあるだけで、回復スキルも防御スキルも一切ないんです。そんなキャラクターがいるようなチームで、勝てると思いますか?
そう、勝てるんです。ブロンズ5なら。
魔境と呼ばれるブロンズ5。チームを確実に負けに傾ける才能を持つ人間同士が、勝利を目指して戦う真剣勝負。
本来であれば勝ちが確定するようなことが起きても、ゲームが終了するその瞬間までどちらが勝つかはわかりません。
僕は今日もブロンズ5で戦っています。いつか、シルバーにあがるその日を夢見て。