ポケモン映画第一作目の作品「ミュウツーの逆襲」。
3DCGを使って新たに生まれ変わった映画「ミュウツーの逆襲Evolution」は本日7月12日から公開開始!
僕もさっそく見てきましたので評価・感想を挙げておきます。
リメイク前と比較する関係上、演出についてなど多少のネタバレを含みます。ご注意ください。
僕のポケモン映画歴
※おじさんの自分語りに興味がない方は読み飛ばしてください。
ミュウツーの逆襲Evolutionを語る前に、僕のポケモン映画歴についてご説明。
僕は映画館で以下のポケモン映画を視聴しています。
2010年:幻影の覇者ゾロアーク
2013年:神速のゲノセクト
2014年:破壊の繭とディアンシー
2015年:光輪の超魔神フーパ
2016年:ボルケニオンと機巧のマギアナ
2017年:ポケットモンスター キミにきめた!
2018年:ポケットモンスター みんなの物語
ポケモン図鑑ガチ勢なので、特に2013年からは毎年劇場で見ています。
今年は「幻のポケモン」とよばれる劇場限定ポケモンはついてこなかったのですが、すでに僕の中では毎年恒例の夏のイベントになっているため前売り券を買ってみてきました。
ちなみにリメイク前のミュウツーの逆襲は5年ほど前に視聴済み。
※完全版に存在するキャラ「アイツー」の存在を全く知らないので、DVDではない気がします。どうやって見たのか思い出せません……。
ミュウツーの逆襲Evolutionのまとめ
3DCGのポケモンが迫力満点でカッコイイ
オリジナルのアニメ版と違い、全編3DCGの作品になりましたがポケモンのカッコよさ、可愛さはそのままに綺麗な映像に生まれ変わっています。
特にギャロップの炎の演出はメラメラと燃える火の揺らぎと、たてがみのカッコよさを両立できていて素晴らしかった。
ポケモン達の喜怒哀楽の表情も原作アニメの表現を忠実に再現していて、このクオリティでポケモン本編を作ってほしいくらい。このクオリティで800種類も作れないのはわかりますけど。
その反面、サトシやカスミなどの人間キャラクターは、腕と足が細すぎるように思いました。ちょっと不気味…まぁ問題ない範囲ですけどね。
映像以外の部分はオリジナルとほとんど同じ
映像以外の部分、ストーリー進行や演出などはオリジナル版とほとんど同じです。
モンスターボールから出る音、ピカチュウの電撃の音、走る音も同じ。
ちなみにオーキド博士の声優だった石塚 運昇氏は昨年亡くなってしまいましたが今回もナレーションを務めています。収録していたボイスを使ったんでしょうか?
映画全体が「あの頃見たミュウツーの逆襲を、もう一度見てみたい」という人のために全力で作ったような作品です。
オリジナル版を見ていてもう一度見てみたい人、当時見ていなかったけどリメイクされるなら見てみたい、という人にはお勧めできる映画でした。
僕個人の感想
さてそんな僕はミュウツーの逆襲Evolutionを見てどうだったかというと…ほんのちょっと微妙な気持ちです。
ストーリー展開がチグハグで、やや強引なところがある部分も本当にそのまんまなのはちょっと残念に思いました。
いや、泣いたことは泣いたんですよ。例のシーンで。僕はもともと涙腺ゆるいおじさんですからあのシーンを見たらそりゃあ泣きます。
ただ、本来であれば初代勢はもっと泣ける映画だと思うんです。
でも「あの頃子供だったキミへ送るポケモン映画」っていうテーマ、「ポケットモンスター キミにきめた!」でつい2年前にやってますよね。
キミにきめた!の時はテーマソングが流れる開始10分で号泣するくらい感動しましたけど、さすがに2年後にまたノスタルジーを刺激されるほど記憶が衰えていませんでした。
まぁポケモン映画を毎年見てるおじさんなんてほとんどいないでしょうし、僕は初代勢でありながらも逆襲Evolutionが狙うターゲット層ではないんでしょうね。2年も前の事を「ついこの間の出来事」と本気で思っているのもポケモン映画製作側から見れば異常でしょう。
さて、ミュウツーの逆襲Evolutionは夏の間はずっと劇場で公開していると思いますが、静かに見たい人は、夜の上映回があるうちに行くことをお勧めします。
夏休み後半になると夕方~夜の上映は無くなってしまいますよ。
最後に一つ。「ゲーム版のポケモンっぽい奴を映像で見たいんだよ」という人はポケットモンスター ジ・オリジンを強く推しておきます。
ポケモンX・Yのプロモーションも一部入っていますが、初代勢納得の再現度の高さです。懐かしいだけで泣ける人は開始数秒で泣いてしまうこと間違いなしなのでお勧め。