前回書きましたが、Steamで販売中のSlay the Spireが面白い。どれくらい面白いかというと、30歳のおじさんが朝4時半までプレイしてフラフラで出社してしまうくらい面白いのです。
他の人にもぜひプレイしてほしいと思ったので紹介します。
概要:不思議のダンジョン&カードゲーム
日本だと不思議のダンジョンシリーズでおなじみの、入るたびにダンジョンが変わる仕組みにカードゲームを合わせたソフト。
(ちなみにこの手のジャンルを最初に作ったソフトの名前から「ローグライク」と呼びます。)
ダンジョンを進めながらデッキを強化し、最上層に進むことが目的。死ぬと全てを失って最初からやり直しです。
慣れれば1時間~じっくりやっても2時間程度で最上層に到達可能なので、サクっとプレイできることが良い。
ここが面白い!
丁寧なUI
このゲームは海外のゲームですが、日本語に標準対応しています。いちいち日本語対応MODを入れなくて良い点は嬉しい。
カードゲームというジャンルはルールを独自用語に置き換えて短くすることが多いのです。ゲームに慣れていないといちいち用語を調べることになりとっつきにくいのですが、このゲームはマウスカーソルを合わせるだけで用語の説明が出ます。これは地味ながら本当に便利な点で、とりあえずよくわからない部分はマウスカーソルを合わせるだけで大丈夫。用語を覚える必要がありません。
丁寧なUIが、ゲームの面白さを体感するまでのハードルを極限まで下げてくれています。
デッキの構築
カードゲームなのでデッキを構築し、戦うことがメインのゲームです。このデッキ構築が面白い。うまくデッキを構築できれば、1ターンに25枚以上のカードを使うことも難しくありません。このゲームは入手カードがとにかく強いので、どんどんデッキが強くなっていくのが気持ちいい。
絶妙なプレイ時間、難易度
慣れれば1時間~じっくりやっても2時間程度という絶妙なプレイ時間。最初から最後まで一気にプレイできます。途中でゲームオーバーになると20分くらいで終わってしまうため、つい「次はいけるかも」とやり続けて空が明るくなることもしばしば…
カードゲームが得意な人は、わりとあっさりクリアできてしまうかもしれません。何回かクリアすると、難易度をあげてプレイできるようになります。難易度は15段階もあるためプレイヤーのレベルにあった難易度でプレイできます。
ゲームの説明
簡単に解説しますが、とりあえずプレイすればすぐ覚えられます。わからなかったらマウスカーソルを合わせると説明が出ますし。
カードバトル
わりとシンプルなカードバトルであるがゆえに、デッキ構築力が試されます。
①体力
そのまんま体力です。0になるとゲームオーバー。戦闘終了後も体力は引き継ぐので、なるべくダメージを受けないように「ブロック」を上げて戦いましょう。「ブロック」はダメージを受ける際、体力よりも先に消費される値です。相手が与えるダメージよりもブロックが多ければ体力は減りませんが、1ターン経ったらブロック値は0にリセットされてしまいます。
②エナジー
このターンに行動できる残コスト(現在値/ターン開始時の値)です。カードを使うと、カード左上にある数値分エナジーが引かれていきます。エナジーは次ターンに引き継げないので、0まで使い切った方がお得です。
③手札
このターンに使用できるカード一覧。ターン開始時に5枚引き、ターン終了時にすべて捨ててしまいます。カードは使い切った方がお得です。
④レリック
カードとは別に、常に発動している効果です。非常に強力なものが多いぶん、入手する頻度は少なめ。
⑤相手の行動
このターン、相手が何をしてくるか大まかに書いてあります。相手の行動に応じてプレイするカードを選びましょう。
ランダムなマップ、イベント
入るたびにダンジョンが変わり、また入手できるカードもランダムです。さっき作ったデッキよりも強いデッキができるときもあれば、全く別のスタイルのデッキで戦うこともあります。
マップもランダム生成で、ランダムな道の中から自分で選択しゴールを目指します。一歩進むごとに何かしらのイベントが発生します。
戦闘:通常のカードバトル。勝つとカードやゴールドなどの報酬がもらえる。
エリート:強力な敵と戦う代わりにより良い報酬がもらえる。
休憩:体力の回復かカード強化ができる。
宝箱:アイテムの入手ができる。
?:その他様々なイベント。
お店:ゴールドを消費してカードを買う、デッキ内のカードの削除ができる。
全く同じマップはないので、常に新鮮な気持ちでプレイできます。
まとめ
サクっとプレイできるカードゲームです。ランダム要素もあるため、プレイするごとに違うデッキが構築でき面白い。
シングルプレイゲームなので過疎化の心配はありません。カードゲーム好きなら定価の1600円で買っても後悔しないと思いますが、セールまで待ってもいいかもしれませんね。
簡単な攻略方針と、一番強いディフェクトの立ち回りをまとめてあります。