7月31日に、遺跡探検考古学アクションゲームの続編「La-Mulana2」が発売されました。前作「La-Mulana」は僕も購入してプレイしましたが、このゲームはとにかく難しい。Steamの公式ページにも以下のように書かれています。
今風とはいえない操作性、難易度。しかしライトゲームでは味わえない、
１本のゲームと徹底的に対決するような没頭感を求めるゲーマーたちにオススメします。このゲームは我々からの挑戦です。
徹底的に遊びつくすか、あきらめて投げ出してしまうか、攻略情報に助けてもらうか。
それはあなたしだいです。
僕はこの挑戦を受け取り、50時間以上プレイしましたが遂にクリアできませんでした。それでも、ゲーム終盤のかなりクリアに近いと思われるところまでは進んだのでレビューというか恨み節を書きます。
ここが特徴
圧倒的な謎解きの難易度が売りのメトロイドヴァニア
LA-MULANAは「メトロイドヴァニア」と呼ばれるジャンルのゲームで、遺跡を探索しその謎を解き明かし、入手したアイテムで更に行動範囲が広がるアクションゲームです。他のメトロイドヴァニアのゲームと違うのはその圧倒的な謎解き難易度。
Steamの評価が好評であるにも関わらず、ただ「エンディングを見た」という実績が3.8%しかありません。（2018年8月時点）
以下、このゲームの難易度を上げている点を解説します。
遺跡の謎解きが1つの遺跡で完結していない
たとえば遺跡Aに書かれている壁画（ヒント）が、遺跡Bに関するものであったり、遺跡Cにあるスイッチを押すと、遺跡Aの装置に変化が起きていたりします。一つの遺跡をじっくり攻略する、というタイプのゲームではなく、多くの遺跡を巡りながらクリアしていくことになります。そのため、「今は解決できないがいずれ解決すべき謎」、「何を示しているかわからないが、記録しておくべきヒント」などが多発します。
なおLA-MULANAにおいて一番最悪な状況に陥るのは「何もしたつもりがないのに、なぜか次へ進めるようになった」というパターンで、これが発生してしまうと「何を示しているかわからないが、記録しておくべきヒント」がメモとして溜まり続けてしまいます。こうなってしまうと最初からやり直すしかありません。僕も一度この状態に陥ってしまったため、30時間以上ゲームをプレイしたデータを破棄しはじめからやり直しました。それでもクリアできませんでした。
遺跡内の広大なマップ
正確に言うと、レトロゲーム準拠のマップの大きさなのでただ歩くだけならサクサク移動できます。ただし、謎解きの要素をくまなく探すため1つ1つのマップで怪しい点がないか注意深く記録しておく必要があります。また謎を解くために何度も移動するため、まるで広大なマップであるかのように錯覚を起こします。
もちろん、メトロイドヴァニアお馴染みの「隠し部屋」があるため武器を振って壊せる壁がないか探ることも重要です。
レトロゲーム準拠のアクション。手ごわいボス戦。
アクションゲームとしての出来は、可もなく不可もなくといったところ。ジャンプ後に慣性を変えられず、またダメージを食らうことでノックバックがある点は「悪魔城ドラキュラ」を思い出させます。
各遺跡をある程度攻略すると、「ガーディアン」と呼ばれる遺跡のボスがいて戦うことになるのですが、このボス戦もなかなかの難易度です。ただ、個人的には「倒すことさえできれば終わり」というゴールが明確であるため、暗中模索の謎解きよりは気が楽でした。とはいえボス戦で1、2時間負け続ける程度には難易度が高いです。
【ネタバレなし】これからLA-MULANAを始める人へアドバイス
もしLA-MULANAを始めようという方がいたら、これだけは伝えておきたいアドバイス。
メモを取る
至る所で手に入るヒントは、スクリーンショットなどでメモをしたほうがいいです。どんなに短いヒントでも、メモしておいたほうが後々のプレイ時間短縮になります。また、ヒントの写し漏れが発生していないか気づけるように、ヒントはどの場所で手に入れたのかわかるようにしておいたほうがいいです。
怪しい場所は記録しておく
「今は行けそうにないけど、後できっとまた来るのだろう」という場所は別途記録しておきましょう。このゲームは、次に何をすべきかわからなくなる場面が必ず出てきます。怪しい場所の記録は必ず役に立ちます。
まとめ：圧倒的難易度の謎解きを体験したい人はぜひプレイしよう。
とにかく謎解きが難しく人を選ぶゲームです。正直なところ、Steamの評価が「非常に好評」となっていて、「賛否両論」ではない点に驚きを隠せません。購入者の3.8%しかクリアできない、ハードコアゲーマー向けに作られた圧倒的難易度の謎解きを体験したい人はぜひプレイしましょう。
