プレステ25周年！でもプレステクラシックは売れていない。その理由を考える。

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本日2019年12月3日はプレイステーション25周年！

多くのゲーマーを魅了し、僕自身も大好きなハードウェアですが……復刻ハードとして出したプレステクラシックはあまり売れていません。

米Amazonでは一時期約2700円に下落*1し、日本のAmazonでも4,985円と55%オフ。ハードを乱発しすぎて信用を落としたNEOGEO miniが41%オフなのでそれよりもさらに下です。

ハードの乱発をしていないのにも関わらず、なぜプレステクラシックだけがこんなに下落してしまったのでしょうか。その理由を僕なりに考えてみました。
根拠？ありません！

本当はかっこよくまとめようと思って、総務省統計局の超優秀なデータ「平成28年社会生活基本調査」を使おうと思いましたが僕には使いこなせませんでした。

いいんだ……個人ブログなんだから適当な推測だって大丈夫なはずさ……。

では早速行きましょう！

プレイステーションを復刻する時期が早すぎた

これ。もう正直これが一番大きい。

プレイステーションは、他のミニ本体に比べると発売年が飛びぬけて新しいんです。復刻するには早すぎました。

ミニとして復刻する本体の、日本における発売年を見てみましょう。

ファミリーコンピュータ　1983年
メガドライブ　1988年
スーパーファミコン　1990年
ネオジオ（家庭用）　1991年
プレイステーション　1994年

スーファミから見て4年、ネオジオから見ても3年も新しい本体。 1994年当時、ハードウェア戦争ではセガサターンと真っ向から対立し、遅れてNINTENDO 64が加わる頃でした。復刻ハードウェアとしては世代が一つ新しいんです。ファミコンから見ると10年も後発のハードウェアですね。

このことはプレステクラシックを売るうえで大きなマイナス点になったと考えます。1994年発売のハードウェアを一番体験していた世代は、プレステクラシック発売の2018年時点ではまだ「復刻」商品に興味がなかったのではないでしょうか。

一般的に復刻商品を売るにはターゲットとなるおっさん・おばさんで多ければ多いほど良いのですが、プレステ直撃世代はまだ若すぎたのではないでしょうか。

プレイステーションの互換性とアカウント機能が優秀すぎた

プレステの後継機、プレステ2に搭載された互換機能は画期的でした。ハードウェア戦争で勝ち抜いたあの初代プレステのソフトまでも遊べてしまううえに、2006年発売のPS3でも初代プレステと互換性があります。

12年後に発売したハードウェアでも、プレステのソフトがそのまま遊べたのです。*2

復刻盤として売り出したいのに、PS2かPS3があれば実機ソフトでプレイできることは大きなマイナス要素だったのではないでしょうか。

特にCD-ROM形式のプレステはソフトの保管が簡単ですし……。

それにPSアーカイブスも優秀です。アーカイブスソフト側が対応していれば、1つ買うだけでPS3、PSP、PSVitaどれでも遊べてしまいます。

プレイステーションの互換機能はあまりにも優秀すぎました。あの頃のソフトをプレイしたい人は、クラシックを待たなくてもプレイできる環境が整っています。

ソフトラインナップが綺麗すぎた

ここは完全に僕個人の意見。ラインナップが綺麗すぎます。プレステってもっとギラギラしたハードウェアだったじゃないですか！
RPG、レース、シューティング…「ゲームって大雑把に言えばこういうジャンル」という枠組みなんて完全に無視したようなソフトが大量に出ていたのがプレイステーション！

新ジャンルソフトで面白いものを一部挙げると、パラッパラッパー、太陽のしっぽ、せがれいじり。
このあたりがあれば「そうそう、プレステってこういうハードだったよね。」と懐かしさを出せたんじゃないでしょうか。

たしかにソフト単体の売り上げは、今のプレステクラシックに入っているソフトから比べるとぐんと落ちると思います。

でも、玉石混交だったあのプレイステーションを復刻しようと思うならこういうソフトが必要です。

ちなみに、単純にプレミアソフトの復刻させるだけならPSアーカイブスが本当に優秀で、できる範囲のことはすでにやってくれている感があります。

数々のプレミアソフトを600円で買えるようにしてくれて最高！ありがとうPSアーカイブス！シルバー事件、コットン、ガンパレードマーチ、リンダキューブアゲイン、ハームフルパークが600円です！