キーボードの「w」の調子がおかしいです。押しても反応しない時があるし、逆に1回しか押していないのに複数回押していると判定されたり。
Enterキーでもスペースキーでもなく、「w」が壊れるというところが最高にゲーマーらしいですね。FPSゲーで前進し、LOLでスキルを使い、面白いシーンに草を生やす。たしかに一番使うキーは「w」でした。
動かないなら仕方ない、とホイホイ買い直すわけにはいきません。僕のキーボードは打ち心地と音に定評のあるFilcoのmajestouch。1万円級の高級キーボードなんです。
学生時代に人体投薬のバイト(治験)をして、命を代償に手に入れたものです。命を粗末に扱う訳にはいきません。
……そういえば、キーボードは分解掃除ができると聞いたことがありました。しかも気合があれば素手でも分解できるらしいのでやってみることにしましょう。
指に力を込めて、そのまま真上に引き抜く!すると簡単に引き抜けました。こんなに簡単に取れたのか……。
試しに「w」キー付近を引き抜いてみました。
以下、閲覧注意です。モザイク処理しましたが、ショッキングな画像になっています。
どうして動かないのかわかった画像(クリックすると展開されます)
えっキモ!なんか白い!
……そうか、10年前はまだ白猫がご存命だったので、その毛が入り込んじゃっているんですね。奴はキーボードの上でもお構いなしに寝ていたので仕方ないですね。
でも、こんなキモいキーボードならイメチェンすればまた使えるようになるかもしれません!全部取り外しましょう!
たしかに指でスポスポ引き抜けますけど、全部引き抜くとさすがに指先が一日痛くなります。
500円あれば専用の取り外し器具も買えますよ。でも500円あればゲーム一本買えちゃうし、指は一日で治るけどお金は使ったら返ってこないので素手でいきます。
注意点として、スペースキーなどは中に金属棒がある特殊な取り付け方なので、ちゃんと取り外し方をWebで確認しましょう。
僕のキーボードのタイプは真上にずらしたあと、左右1本ずつ金属棒を取り外す方法でした。
ということで全部外したものがこちら。
本当に気持ち悪いので耐性がある人だけ見てください。
どうして動かないのかわかった画像(クリックすると展開されます)
キモ白いッ!一度魔界に持っていった後、現世に帰ってきたキーボードみたいになってる!
くねくねに近いキーボード大賞は取れそうなほど気持ち悪いですね。 こんなの使ってゲームブログ書いてるおじさんがいたってマジ?
あまりのキモさに自宅での清掃はあきらめ、外で中の毛を掃除しました。
ホウキで掃除をしたあとは掃除機で吸い、細かい溝のゴミは綿棒で拭いていきます。
まだわずかにキモさの片鱗が見えますが、それは10年使いこんだ「深み」と思って目を瞑りましょう。
キーはバケツに入れて、食器用洗剤を使って洗います。お米を研ぐ要領でできます。
バケツがピンク色、という部分がこのブログに残るわずかなパパゲーマー要素。娘ちゃんのバケツ、汚してごめんね。
洗ったキーはしっかり乾燥しないとキーボードが壊れてしまうので、1日くらい干しましょう。
普通はキーを一つ一つタオルで拭いていくみたいですが、面倒くさいのでそんなことはしません。
キーの裏側まで十分乾いたな、と思ったら取り付けます。
注意点は、スペースキーや→キーなど何個か見分けづらいものがあること。
全てのキーは手前が高く、奥が浅い構造になっています。画像でいうと右側のほうが高くなっているので、右側を手前にしてはめ込みます。
全部はめ込んだら再びPCに接続!無事にwキーの誤動作が無くなりました!やったー!
これでまた10年は戦えますね。高級キーボード、お値段以上の価値があります。こんなに雑に扱っていても動いてますから。