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【レモリア】人は不意にうまい飲み物を飲むと疑念を抱く

今週のお題「お気に入りの飲み物」ということで、僕がハマった飲み物「レモリア」をご紹介します。


僕がレモリアに出会ったのはもう15年近く前、高校生の頃。真夏のある日、プールの授業でクタクタに疲れて喉が渇いた僕は、学校の帰り道に自販機コーナーに立ち寄りました。



「喉が渇いたし、サクッと飲める飲み物が良いなぁ」と思い、ごぐごく飲めそうな飲み物をポチッと選択。


飲んでみると、うまい!ちょっぴり甘めのレモン飲料、飲んだ瞬間に鼻から抜けるハーブの香りの爽快感が凄いです。爽やかな香りで後味スッキリ、ごくごく飲めてしまう。

うまい、うますぎる。むしろうまいを通り越して、「この飲み物一体なんなんだよ!?」と怖くなってくる。



16年間生きてきた中で、見たことも聞いたことない物を飲んでみたら、人生史上ぶっちぎりでうまい飲み物を引き当ててしまった。その時僕が心に抱いた感情は「疑念」でした。



人は期待値0からの100点満点が出た時、「ラッキー」や「嬉しい」と純粋に受け止めることはできず、「一体何が起きたのか」「これは市販品か、飲んでもいいものなのか」「笑ゥせぇるすまんのアイテムじゃないのか」といった疑いの感情が生まれます。



とはいえレモリアは普通の自販機にごく稀に並んでいる、れっきとした市販品。あまりのうまさに、僕は学校帰りにちょいちょい買うようになってしまいました。


本当はゲームを買うために貯めていたお金を、飲み物に使ってしまうなんてよくないこと…わかっているのに止められない。うまい、うますぎる。つい買ってしまう。

レモリアが笑ゥせぇるすまんのアイテムじゃなくて良かったです。もしそうだったら僕は確実に「ドーン!!!!」行きでした。


腕を十字に広げて、体じゅうにハーブを生やしたハーブ人間にされてしまうところでした。根っこになってしまった足からレモリアを吸収し、ハーブを生やす。収穫されたハーブが新たなレモリアの原材料になる。ハーブ人間になった僕は「足からもレモリアが飲めて幸せ~~!!」なんて言っている状態でしょうね。



ほんとそれくらいおいしい飲み物なのですが、実はかなり人を選ぶ飲み物みたいなので合わない人は合わないようです。

「これうまいから飲んでみてよ。」とわざわざ買ってあげても「うん…まぁ…普通だね…」と言われたことしかありません。僕以外にこれを飲んで絶賛する人を見たことが無いんです。何故なのでしょう!?普通の人はハーブ人間になる素質がないのでしょうか?


一つ補足しておくと、僕は別に香料が入った飲み物が好きなわけではないんです。なんならジャスミンティーはちょっと苦手なくらいなんですけどレモリアはそういう理屈で語れないくらいおいしい。



レモリアはよーく冷やして、真夏に飲むのが正解です。真夏の時期に見かけたら、ぜひ飲んでみてください。



でもきっと、これだけハードルを上げてしまうからみんなはあまり美味しく感じないんだろうなぁ。