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説明書を読めない人間とITドワーフについて

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最近のおじさんは説明書が読めなぁぁぁい!

すみませんのっけから魂の渡辺謙氏が出てしまいましたが、職場のおじさん達、説明書読めないにもほどがあるでしょって話ですよ。

説明書って言ってもあんな人殴る用に作られた分厚い奴じゃなくて、2、3枚の操作を抜粋した説明書すら読めないおじさん多くないですか?

僕は非IT企業の情シス部門にいるんですけど、もう機械に関する質問が凄いのなんの。社員の半分は元エボン教徒*1だと思ってます。
まぁ、仕方ない部分もあります。僕だってわからないことはある。わからないことは自分で悩むより、他人に聞いたほうが効率はいいですからね。

ただ、↓みたいな対応ばっかり来るんですよ。


おじさん「相手から誘われたリモート会議の仕方わかんないから教えて」

僕「(相手の会社に聞いてくれや)そうなんですね。リモート会議の参加方法が書かれた説明書がありませんか?どこでわからない状態でしょうか?」

おじさん「説明書あるよ。読んでない。リモート会議の仕方わかんない。」


その説明書の通りリモート会議すればよくない!?
そうか…!リモート会議ってこういうことだったんだ…!」みたいな覚醒イベントでもそのうち発生すると思ってるんですかこのおじさんは。

結局僕がその説明書を読んで会議に参加させてあげてるんですけど、「いやーやっぱ君はパソコン詳しいなぁ」ってのは違くない?

説明書にある通りやるだけだから!覚醒してリモート会議の極意を習得しているわけじゃあないんですよ。読んでるから。横で。おじさんが貰った説明書を読んで参加してんのよ。


とまぁここ最近はいっつもプンプンしながら対応していたんですけど、対応を続けるうちに説明書を読めない人間には二種類いることに気が付きました。

  • 説明書を独断ですっ飛ばしてしまう人

1,2,3,4のうちいきなり3から始めてしまう人。たとえば、はじめは新規ログインユーザー登録が必要なのに、先に「リモート会議に参加する」の手順を読んで「ログインIDなんて知らないんだけど?」と聞いてくる人たち。でしょうね。作ってないですから。

これはおそらく、説明書を読む経験値が足りないんだと思う。
ただ、もしかするとセンスなのかもしれない。説明書って「読む必要がある部分、飛ばしてもいい部分、うまくいかなかったときに見る部分」を感覚的に理解できるといいんですけど、これがわからないのかもしれない。

色んな説明書を読んでいけば、おのずと自分一人で説明書を読めるようになると思うんですが……この状態のまま放っておくと、月日の流れとともに後述の種族に変貌します。

  • 説明書を読まない人

読める・読めないとかじゃなく、読まない。わかりやすくしたり・ページ数が少なくても関係ない。「説明書・操作案内・登録方法」っていう言葉があるだけで「あぁ無理だな」って思って諦めてしまう種族がいます。

なぜ彼らは説明書を読もうとすらしないのでしょうか。たぶん彼らにとって説明書ってのは「説明書読める族」に渡すための素材アイテムだとしか思ってないんですね。

「なんかわかんないけど、「セツメイショ」っての渡すとイイ感じに仕上げてくれるからそれでいいや」としか思っていません。

素材渡すとイイ感じに仕上げるってもはや僕はITドワーフかよって内心思うんですけど、読まない族からはそういう扱いを受けています。



でも、それでいいのかもしれない。機械苦手族からおちんぎんが貰えるなら、僕はITドワーフだってなんだっていいんです。

それにこの世界のどこかで僕と同じように頑張るITドワーフはいるはずだから、それでいいんです。一緒に頑張ろうな、ドワーフ!辛くなったら、Webで思いを吐き出そうな。

*1:FF10の世界で広く信仰されている宗教。機械を扱うことを禁止している。